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日本の会社がハワイで事業に失敗する5つの理由

皆さん、こんにちは!

株式会社ファンセンスの杉本です。

ハワイに住んでいると、お店の移り変わりが頻繁なことに驚きます。

「あ、新しいお店ができたなぁ〜」と思っていると、すぐに無くなってしまう。

ハワイでビジネスを展開した日本人の8割以上が、5年以内に日本に帰ってしまうそうです。

では、なぜこのようなことが起こってしまうのか?

今日はハワイでビジネスを展開した経験から、少し真面目な考察をしてみたいと思います。

これから、ハワイ(アメリカ)での事業展開を計画している人の参考になれば幸いです。

1、保険の料金が高い

「アメリカは保険の代金を支払う為に働く。」と言われるほど、日本では想像できないくらい保険の出費が大きくなります。

特にハワイ州では労働者の権利が強く保護されているので、雇用者は労働者のために手厚い保険に加入しなくてはなりません。

裁判大国アメリカだけあって、「女という理由で解雇された!」などの言い分で訴えられてしまうケースもあるようで、解雇に対する保険もあったりします。

そのためハワイでは保険の料金を押さえる為に、パートタイムで働く人の採用率がとても高いです。

そうすると、いい波が来ている日は人手不足になるという、嘘のような本当の話があります。笑

人件費よりも保険がすべての事業者を悩ませているみたいです。

2、オフィス・店舗用のスペースの費用が高い

ワイキキでのいくつかの店舗のレント代を知っていますが、びっくりする価格でした。

また契約社会ですので、リース期間が長く、固定費がリスクとなります。

ちなみに、アラモアナショッピングセンターで小さいブースで出店しているお店が月8000ドルの出店料です。

そう考えると、$3.75でチップも無しでやっていける丸亀製麺は本当にすごいと思います。

ハワイには住居としてもオフィスとしても使えるビルディングが2つあるので、店舗でなければここを使うか、郊外の安い物件を探すかする方が良いかと思います。

ちなみにハワイの物件探しでおすすめのサイトは以下の2つです。

ループネット(商用物件専門) → LoopNet
クレイグスリスト(クラシファイド) → craigslist

英語が苦手な方は、少し規模は小さくなりますが、日本人専用の掲示板もあります!

賃貸情報が多い → びびなびハワイ

賃貸情報も割と多い → アロハストリート

3、不動産投資目的の企業が多い

ハワイは日本人にとって住みたい場所No.1!

ハワイに住む為に事業展開をしてビザを発行するという人も多いです。

その中で一番手っ取り早いものが不動産投資。

そして、為替レートの変動で失敗します。

2007年に1ドル=120円と円安になり、2012年に1ドル=79円と円高になり、また2015年で1ドル=120円まで円安になっています。

79円の時に買って、120円の時に売ったという人は大成功ですが、ハワイに住む為、ビザの為と高い時に不動産投資をして物件を維持し続けなくてはいけない人は大損害です。

ずっと物件を貸し続けることが出来れば良いですが、1円も収入が無かったとしても、管理費など出費は多いです。

しかも、物件価格が下落したり、売却時になんらかの問題が発生すれば弁護士に支払う費用も発生したりします。

元より利益を出すことを目的とせず、住むことを目的にする場合が多いのでたくさん損をしてしまい、結局帰国せざる終えないという状況になってしまいます。

投資をするのであれば、日本に物件を持ち、ハワイでは長期滞在できるアパートメントを借りる方が良いと思います。

4、日本のクオリティでビジネスができない

これは日本の飲食店が一番ぶつかる問題点です。

日本というブランドを売りにして事業展開を考える企業が多いのですが、日本人がハワイで働くためには労働ビザを取得しなければなりません。

たとえ企業が採用を決め、採用された人間が働きたいという思いがあっても、アメリカ政府が「現地の労働者を優先的に雇用させる」という方針があるため、日本人で労働ビザが取得できるのは能力のあるごく一部の限られた人となってしまいます。

そうすると、日本では当たり前に出来ているクオリティが、文化の違いなどからハワイでは実現が難しい場合が出てきます。

現地の人を上手に教育しなければならないのですが、やはり時間が経つとどうしても現地のやり方となり、クオリティが下がってしまう場合があるのです。

出店当時は日本の味そのままだったのに、しばらくするとハワイアンのお店になってしまっていることも。笑

5、とにかく競合がすごい

ハワイでは収益を得られるエリアが限られており、その狭い場所にお店が集中しているので、競争は年々激しくなっているようです。

ハワイでは観光産業がほぼなので、米軍基地関係者か公務員の方々を除くと、ほとんどの人が商店かレストラン、ツアーなどの観光業の職に就いています。

実は日本人がハワイに住みたいと思うのと同じように、多くのアメリカ人もハワイでの生活を望んでいます。

そのため、毎年多くのアメリカ人が本土からやってきます。

しかし、その3分の1程度の人が1年以内にハワイを離れてしまうそうです。

その理由は、物価が高いことと仕事が無いこと。

アメリカ本土に比べて2倍ほどする物価と、アメリカ人でも仕事が無いほど競合する企業。

そこに日本企業が割り込んでいくのですから、やはり簡単にはいかなそうです。

今回の記事のまとめ

以上、日本企業がハワイ展開を失敗してしまう5つの理由はいかがでしたでしょうか?

失敗してしまった企業を見ていると、皆さん同じような理由で撤退してしまっている気がします。

いい場所だからこそ、隙間が無く新規展開には難しい場所なんだと思いますが、少しでも参考になれば幸いです。

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