詐欺に遭った時にできる具体的な対策まとめ【消費者センターでは解決しない】

私は詐欺に遭った時は、「いい勉強になった」とか「高い授業料だった」という気持ちを持たないようにしています。

金額が安かったから諦めるのではなく、「なぜそのような詐欺に引っかかったのか」、「次に引っかからないためにはどうすればいいか」を考える必要があると思っているからです。

そのため、ADR(裁判外紛争解決手続)や訴訟を何度か経験しています。笑

そこで今回のテーマはその経験に基づき、「詐欺に遭ってしまった時にできる対策とやるべき順番」を解説したいと思います。

トラブルに遭った時の対策って、いくら調べても一般論の記事ばかりで体験談ってあまり見なくないですか?

この記事では「弁護士に相談しましょう」とか「消費者センターに連絡してください」と言った話ではなく、具体的にどのように対応すれば詐欺からお金を取り戻せるかを紹介しますよ!

具体的には以下のようなステップで、

  1. 相手が普通の人であれば基本的には話し合いで解決できる
  2. まずは「消費者センター」の担当者をつける
  3. 内容証明やチャージバックの請求をする
  4. 訴訟をする前に裁判外紛争解決手続をする
  5. どうしても解決しないなら少額訴訟や通常訴訟を起こす
  6. 探偵を雇って銀行を特定して口座を凍結させる

割と悪質でも会社としてやっている限りは、基本的にステップ3で解決するはずです。

詐欺に逢って困っている場合は、これらの方法を参考にして頑張ってくださいね。

もしかすると詐欺と思っているのは自分だけかも?

まず1番最初にお伝えしたいのが、「それって本当に詐欺?」という部分。

私も事業をしているので、どうしても定期的に詐欺呼ばわりされるクレームはあります。

最近実際にあった例ですと、お客様が購入したチョコレートが白くなっていたため、返品したいと言う連絡。

お客様は言いたい放題。笑

こんな変な商品を送りつけて詐欺だ!と言っておりました。

私たちの場合はどんな理由でも返品及び返金を受け入れているのですが、実はこちらとしても言い分はあるのです。

チョコレートが白くなるのはブルーミング現象と言って、一度チョコレートが溶けて再度固まった時に起こります。

となると購入後の商品管理方法は私たちには分からないため、お客様がチョコレートを溶かした可能性もあるし、配送中のトラブルかもしれません。

もっと言ってしまえば、私たちの倉庫は食品衛生協会に審査されていてかっちりしているので、基本的にそのようなトラブルは起こりません。

なので騙されたと感じる気持ちは分かるのですが、まずは冷静になって自分にも非がないかは確認しましょう!

相手も人間なので、一方的に「詐欺だ!」と騒げば嫌な気持ちになり、真摯に対応してくれなくなるかもしれません。

話がこじれた場合は消費者センターへ相談する

相手が話し合いをできないと思った時は、まず最初に「消費者センター」に内容を伝えます。

これをするべき理由は3つあります。

  • 相手との間に入ってもらうことができる
  • どのような対策があるかを教えてもらえる
  • 公的な機関に正式な請求ができるようになる

消費者センターの主な役割は、相手方に連絡をして解決策を探してくれることです。

相手も消費者センターから連絡があれば、こちらの本気度が伝わり折れてくれるかもしれません。

また彼らは毎日仕事として同じようなお話を聞いているため、自分が思いつかなかった提案をしてくれる場合もあります。

そして、最も重要なのが、消費者センターに相談をしたという事実があることで他の機関が重い腰を上げてくれるようになることです。

逆に言うと、相手に第三者を通じて請求をしようと思っても、「まずは消費者センターに相談してください」と言われることが多いです。

相手に具体的な請求をする

消費者センターはあくまでも解決に努めてくれるだけで、残念ながら法的な効力が一切ありません。

そこで次のステップとして行動を起こす必要があります。

  • 相手に直接支払いをした場合→内容証明を送る
  • クレジットカードなど第三者を通じて支払いをした場合→チャージバック請求をする

内容証明について

まず、直接相手に代金を支払ってしまった場合は内容証明を相手に送ります

少し労力はかかりますが、1000円程度で送ることができ、作成も自分で簡単にできます。

行政書士や弁護士に依頼して作ってもらうと圧力はかなり出ますが、15000〜50000円くらいの費用が必要になります。

内容証明はいざ裁判などになったときに、法的な証拠になるのでまず第一段階として必ず作っておきましょう

振り込め詐欺など相手の住所が分からない場合は警察に相談するしかありません。

内容証明は書式が細かく決められていますので、書くときにしっかり詳細を確認しましょう。

そうしないと郵便局で受け付けてもらえません。

訂正印を押せば修正もできますが、素人感が出てしまうと良くないので完璧に仕上げるのがおすすめです。

手書きで書く場合は、所定の紙が販売されていますので、その書式通りに書けば問題ありません。

パソコンで書く場合は、1枚あたり「1行20字、26行以内」というルールを守って書きましょう。

細かい部分は郵便局に持っていけば丁寧に対応してもらえます。

チャージバックについて

次に、代金をクレジットカードなどで払っている場合は決済代行会社にチャージバックの請求をします。

チャージバックというのは、「知らない請求なので支払いを拒否します」というものです。

主には不正利用のように本当に知らない請求に使われるのですが、「利用したサービスの内容に満足がいかない」と言う場合でもチャージバックすることが可能です。

基本的には経緯書(サービスに納得がいかない理由を書いたもの)を提出すれば、決済代行会社とクレジットカード会社でその書類をもとにやりとりしてくれます。

実際に使用した経緯書の書き方や却下させないためのポイントを以下の記事で公開していますので、必要な方はご確認ください。

訴訟の前にできる裁判外紛争解決手続

内容証明に対する返答がない、チャージバックが却下された場合でも、訴訟をする前に1つの方法があります。

それがADR(裁判外紛争解決手続)と呼ばれるものです。

消費者センターや国民生活センターに寄せられた相談で解決できなかったものを、そのジャンルの専門家が和解のために動いてくれます。

消費者センターの上位版のような委員会なので、相手にとってみればむしろ裁判を起こされるよりもびっくりするかもしれません。

裁判のようにお金をかけなくても、弁護士のような専門家が間に入ってくれるので、個人としてはとても心強くなります。

最終手段!訴訟を起こす

どうしても後には引けない、法的な解決を求めるという場合は、訴訟をするしかありません。

自分一人で少額訴訟(請求金額が60万円以下)を起こすくらいであれば、手間はある程度かかりますが、費用は1万円もあれば大丈夫です。

それ以上の訴訟となる場合は弁護士をつけた方が良いので、最低でも30万円くらいの費用が必要になります。

訴訟と聞くと、とんでも無く労力の大きなことのように感じますが、弁護士無しでもやれないことはありません。

ただ訴訟はあくまでも法的に損失を請求するだけで、詐欺の悪事を暴くことではないのでこの辺りは混同しないように気を付けましょう!

訴訟に勝っても支払いをしてもらうのは大変!

一生懸命頑張って勝訴しても、実は支払い命令が出るだけで、強制的に支払いをさせられる訳ではないんです。

この記事の最後に、その辺りの回収についてご紹介して終わりたいと思います。

「お金を払ってください」、「はい払います」と簡単に行けばラッキーですが、そうならなかった場合の対策は、相手の銀行口座を凍結させる方法が一般的です。

相手の銀行口座情報が分かっている場合は裁判所の判決があれば簡単ですが、分からない場合は一筋縄ではいきません。

口座特定に特化した探偵を雇って、片っ端から口座を探します

費用としては1口座につき平均10万円。

法的には完全にグレーな感じはしますが、特定してもらいたい口座の数の分のお支払いをすれば、数日で口座を特定してくれます。

ここまでやっても、口座の残高が数百円なんてこともあるので、やはり裁判までは行かずに解決できるように動くのが得策だなと思います。

本当に困った時はぜひ参考に!

以上、トラブルに巻き込まれた時にできる対策をご紹介させていただきました。

費用に関してはそこまでかけずにできることが多いので、大変なのは書類作成の部分ですね。

泣き寝入りする人が99%だと思うので、そんな人の助けに少しでもなればなと思って長々と書いてしまいました。

相手がしっかりした会社の場合は解決しやすいですが、詐欺をしているような人の場合はぜひこの流れに沿って対応してみてください。

銀行口座特定に関しては相手に知られるとお金を引き下ろされてしまうので、事前に準備をしておくことと、その動きを悟られないことが重要です!

詐欺のない平和な世界になるといいですね〜

>アロハキャスト|ハワイのWebメディア

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