人材の採用や育成なくして、ビジネスの仕組みを作り上げたり、事業を軌道に乗せることはできません。

私は日本でもアメリカでも、過去に人材採用をしてきました。

本当にたくさんの失敗をし、またたくさんの素晴らしい人たちと巡り会えて今の事業が成り立っていると思っています。

そこで本日のテーマは、

  • 人事はどんな人が担当した方がいいの?
  • 優秀な人を採用する方法が知りたい
  • 採用試験の時に使えるテクニックってある?

という疑問をお持ちの方に、私の経験談に基づくお話をさせていただきたいと思います。

人事担当の方や就職活動中の方の1つのアイディアとして参考にしていただければ幸いです!

絶対に失敗しない人材採用

私の知り合いの経営者の方々はよくこう言われます。

採用はくじ引きみたいなものだ

採用は熟練の人事担当者でも失敗することが多く、どんなに経験を積んでも採用してみないと結果は分からないというのです。

私もこの意見には、かなり共感する部分があります。

実際に採用をしてそのように感じることもありましたし、採用に関する書籍やブログにもよく書いてありました。

毎年何千人も応募が来るような大手企業には失敗をしない人事採用の絶対的なノウハウがあるのかもしれませんが、私は採用というのは1人の人間を知ることだと思います。

なので普通であれば初対面で、しかも30分程度話したくらいではその人のことが分からなくて当然ですよね!

でも、中小企業には人材採用に失敗する余裕はありません。

そこで私が特に特徴のない一般的な中小企業の代表として少しずつ学んできた「絶対に失敗しない人材採用テクニック」をご紹介したいと思います。

人材採用は会社のトップがする

まず最初に、人材採用こそ会社のトップや最も事業成績を上げているスーパーエースが行なっていくべきです。

自分が面接に行った時に、もし面接官があまり尊敬できないなと感じたとしたらその会社に入社したいと思いますか?

お給料や働く場所にメリットを見出している人であれば分かりませんが、普通は入りたくないと思うはずです。

しかも、会社への熱い思いを持って来てくれているモチベーションの高い人ほどそう感じるでしょう。

会社は「人を雇ってあげる」という上から目線の考え方ではなく、「応募してくれてありがとう」という対等の目線で望まなくてはいけません。

そのためにはパーティーを開いたり、勉強会を開催したり、社員が率先してSNS投稿して応募者と交流できるような場面を作ったりというような、企業努力も大切だと思います。

会社のトップの仕事は採用や他者との関わりなど、コミュニケーションの部分だけだと言っても過言ではありません。

優秀な人ではなく会社に合う人を採用する

人材採用というと、とにかく優秀な人材を採用したいと考える人がいます。

有名大学を卒業しているから、人生経験が豊富でキャリアが凄いから、という目線で採用をするとその多くが失敗すると思います。

「勉強ができる=頭が良い」ではないですし、「キャリアが凄い=仕事ができる」でもありません。

あくまでも私の経験則ですが、勉強ができる人は頑固者が多いですし、キャリアが凄い人はすぐに会社を辞めます。笑

自分の会社が有名な企業で、世界の最先端を行くようなら優秀な人材も選び放題だと思いますが、誰も知らないような中小企業がそこと同じにやっても意味がないのです。

大変失礼な言い方となってしまいますが、私も採用を始めた初期は、他社では絶対に採用されないであろう人材をたくさん採用してしまいました。

指示の出し方も分からず、スタッフさんとの折り合いもつかない状況になり、入社してもみんなすぐに辞めてしまう状況でした。

ちなみに同時にスタッフさんが全員辞めた時もあります。

幸い仕事内容が面白いと思ってもらえるためか募集をかけると毎回たくさんの応募があるので、人材に困ったことはありませんでしたが、毎月のように面接をする必要がありました。

そういう失敗を繰り返しながら、会社の待遇を変えたり、面接や採用試験の内容を変えたりしていくうちに、だんだんと優秀な人材に巡り会えるようになっていきました。

優秀な人材の定義はその会社によって異なります。

「誰もできないことをできる人」を優秀と捉える会社もあれば、「コツコツと真面目で諦めない人」を優秀と捉える会社もあります。

だからこそ、人材採用は会社に合う人を採用することが重要だと思います。

実際に使える採用テクニック

なるべく優秀な人材を採用したいと思うのですが、「履歴書や職務経歴書に書いてある人」と「自分の目の前の人」がどう違うのかを見分けることは本当に難しいです。

書類上はすごい経歴で、面接でのお話もとても上手だったのに、いざ採用してみると全然仕事ができない。

その結果、私の中では「面接」というのはコミュニケーションをするための引き出し程度に考えるようになりました。

そこで、現在では実際に失敗しない採用をするために以下のポイントを意識しています。

会社のホームページを定期的にアップデートする

優秀な人材ほど、面接する企業の採用HPを調べて来ます。

なので、企業理念や社内の雰囲気などがしっかりと伝わるホームページを作成することはとても重要です。

採用が強い企業の採用HPを参考にして、自分らしさを発信するだけでも応募数が格段に増えると思います。

オリジナルの性格診断や一般教養のテストをする

面接では自分を上手に表現できる人も、逆に控えめで伝わらない人も、数字でしっかりと把握することができるようになります。

実際にこれらの試験を導入するようになってから、採用で失敗をすることが全く無くなりました。

会社に不足している人材、会社のチームとうまく連動できる人材など、必要なピースを正確に採用していくことができます。

失敗しない人材採用で会社を拡大しよう!

以上、絶対に失敗しない人材採用のテクニックに関して解説させていただきました。

ビジネスの仕組みを作ることも大変ですけど、良い人材といい人間関係を築いていくことはそれ以上に大変なことだと思います。

1人1人としっかり向き合い、安定していい人材を採用できるようになると会社もどんどん良くなっていくと思います。

他にも「ビジネスのノウハウを知りたい」という方は、以下で私が実際に経験した事例をまとめていますのでよかったら参考にしてみてください。

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