ECサイトを運営していると、月商1000万円という数字は1つの大きな目標になると思います。

ECサイトだけではありませんが、物やサービスの販売は「商品」と「集客」と「接客」の総合力です。

月商1000万円には壁があり、これらの総合力が欠けていると達成することはできません。

そこで本日のテーマは、

  • ECサイト販売で月商1000万円を達成する方法
  • 成功しているショップの共通点

について解説させていただきたいと思います。

私が一緒にお仕事をしたり、アドバイスをさせていただいている中で、実際に月商1000万円以上の実績を出されている方の事例をご紹介します。

これからECサイトの販売実績を上げたいと考えている方の参考になれば幸いです。

ECサイトで月商1000万円を達成する方法

ECサイト販売を含める物販業の場合、月に1000万円の売り上げがあったとしてもその利益の平均は100万円と約10%程度になることが多いです。

自身が運営するメーカーの商品であればもう少し利益率が良いかもしれません。

一般的には、同じ商品を販売するライバルが多くて薄利多売になりやすい業界だからこそ、ビジネスとして運営していくにはやはり月商1000万円くらいは必要になってくると思います。

以下に7つのリストをまとめてみました。

これは、月商100万円台のショップにはなくて、月商1000万円台のショップにはあるものをリスト化したものです。

1、品質や性能、機能性のいずれかが優れた商品を取り扱っている
2、商品の希少性が高いもの(普通は手に入りづらい)を販売している
3、長期間その商品を売っている実績がある
4、ホームページやショップ等を複数(多店舗展開)運営している
5、受賞実績・ランキング入賞・有名人からの推薦などがある商品を販売している
6、メディアで見たことがある(知っている)商品を取り扱っている
7、サイトの口コミ・レビューの数が一定数ある

これらが充実しているショップは月商1000万円の壁を突破しやすいです。

一見すると当たり前のことのように思えますが、この7つが実際に大きな売り上げの差を生んでいることは間違いありません。

なお、この記事では月商1000万円というポイントについて解説していますが、別記事にて目標とする年商ごとに必要なステップを解説していますので、よろしければご参考になさってくださいね。

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ECサイト運営の鉄則は「基本」と「継続性」

実は月商100万円の店舗と月商1000万円の店舗の差というのは「基本」と「継続性」の2つの違いしかありません。

・お客さんのデータをしっかり確保して、リピーターにつなげる努力をしている
・お問い合わせメールや電話での対応をしっかりしている
・商品ページの更新やクーポン発行などを定期的に行ってお客さんを飽きさせない

など、話を聞けばどこでもやっていそうな部分を他社よりも少し精度が高くしたり、お客さんが「こういうのあったら便利だな〜」と思っている部分を理解して実践できるという差です。

これらが年を追うごとに細かいことが足し算のように売り上げの変化につながってくるのがECサイト事業です。

アマゾンや楽天市場、ヤフーショッピングなどのECモールでは、高い手数料を払うことで、集客も接客もモールが担当してくれるので、商品だけあれば売れます。

ECサイトを成功させている企業の場合は、独自の世界観を出しつつ、お客さんとの関係性をしっかり作っていくと言う「基本」と「継続性」がしっかりしているので、これらの大手モールよりも自社ECサイトが成功することもあります。

そうすると高い手数料を支払うことなく、たくさんの商品が売れることになるので、利益もたくさん出ると言う仕組みです。

品質や機能よりも、お客さんが欲しいものを、欲しい時に、適正価格で販売できているかどうか。

また、作り手の工場を訪れたり、話し合いをしたり、消費者の声を伝えたりして関係性を深めているかどうか。

これこそが、売れるECサイトかどうかの差になってくると思います。

成功しているショップにある7つの共通点

ここからは具体的にこの部分が成功か失敗かを分けるというポイントを7つご紹介したいと思います。

どれも実際にECサイトを運営し月商1000万円以上を達成している企業が持っている「プラスα」を選んだものです。

時代や流行り、商品の特徴に沿った集客が上手い

例えばインターネットの時代において、以前主流だった紙媒体に広告費を払うことは効果が薄く、お金の浪費になる可能性が高いです。

広告としてSNSを使う場合でも、なるべく話題になっているやり方、勢いがあるものを使って誘導するだけで、同じ努力をしても何倍も成果が変わります。

商材の適性をしっかり考えて、フェイスブックなのかインスタグラムなのかYoutubeなのか、効率の良い方法を選ぶことはとても重要です。

自分たちの商品の特性にあったマーケティングができるショップはやはり強いと思います。

○○ならば当店が1番!という商品を持っている

どんなに集客がうまかったとしても、商品に知名度や魅力がなければやはり売れません。

だからと言って片っ端から何でも取り扱うお店はなかなか大きな売り上げを作ることは難しいです。

何でも屋ではなく何かに特化した専門店にすることで商品の質を上げ、需要を増やすことができます。

売上が急激に伸び始めるのは販売する商品を絞ってからのことが多いです。

インターネット検索に有効なSEO対策をしっかりしている

グーグルのアルゴリズム(どのようなサイトを検索表示に出すのか)は毎週のようにアップデートされます。

このアップデートに対する対策をしっかりしなければ、だんだん検索結果に表示されなくなっていきます。

言ってしまえば、SEO対策会社はこのグーグルの変更に伴う修正をすることが仕事の大半を占めています。

古いやり方だと努力すればするほど、グーグルから逆にペナルティを与えられてしまうこともあるので、常に最新の対策をしていることが必要になります。

本店サイトに最大限の力を入れている

アマゾンや楽天市場、ヤフーショッピングなどのECモールで商品が売れることは当たり前です。

売れるからと言って気分を良くして、どんどんクーポンやポイント倍率を上げる企業を見かけます。

でもそれは、ECモールへ支払う手数料を増やすために努力しているのと一緒です。

大手のECモールと名前も知らない本店ECサイトで同じ商品が同じ値段で売られていた場合、誰も本店ECサイトからは購入しません。

売りたいと思う場所にこそ、ポイント10倍やクーポンの発行など、よりお得な情報を入れて集客につなげていく必要があります。

他社がやっていない便利なシステムが入っている

ECサイトのレベルを少し上げることが、飛躍的に売上を上げる要因になる場合があります。

ちょっと専門的な言葉を使いますが、

・カゴ落ち対策をすると平均6%程度の顧客が戻って来てくれる
・リアルタイム注文状況でサイトに賑わいを出すことで購買率が伸びる
・定期購入・送料無料・セット商品販売の仕組みを導入することでリピーターを囲い込む
・商品ページからページを遷移せずすぐに決済ができる

など他社が一般的にはあまりやらないことをすると、小さい結果が積み重なりとても大きいものになります。

100%返金保証制度を導入している

これは実は本当に有効な方法で、やっていないショップが多いのですが、「気に入らないから返品したい」などのお客さん都合の返品でも受け付けるというものです。

簡単に言うとアマゾンの販売のスタイルを真似ることです。

これをすることで売上の増加率は25%以上あり、返金率は1%程度なので、やったほうが明らかに利益は見込めます。

商品や顧客のことをよく理解している

どのようなキーワードでECサイトに流入があったのか、クリック率や購買率はどのくらいかなど、データをしっかりとってまとめているところはリスクが極端に下がります。

ECサイトは商品を増やすことよりも今ある人気商品をより多く売ることが売上向上の近道です。

どんぶり勘定でなんとなくのセールや割引などをしているショップは損失も大きいと言うことに気付いていません。

商品を販売することと同じくらい力を入れるべきなのが、商品をよく知り、どこに需要があるかを調べることです。

ECサイト運営で月商1000万円を達成しよう!

以上、ECサイトで月商1000万円を達成する方法について解説させていただきました。

ECサイト運営はアイディアよりも、実は行動力や精神力が必要です。

まぁ、どの仕事でも共通して言えることなのかもしれませんが。笑

ECサイト運営は楽な作業ではありませんが、今後も間違いなく成長していくので頑張っていく価値はあると思います!

「売れるECサイトを作りたい」という方は、以下でECサイトに関するノウハウをまとめていますのでよかったらご覧ください。

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