ハワイでビジネスをしていると「ハワイで仕事がしたいです!」というご相談をよく受けます。

そんな方々に「ハワイで何の仕事をするのですか?」と聞くと、大多数の方は「ハワイに住みたい」ことが目標なので、「ビジネスを成功させたい」とか「いい仕事に就きたい」いう考えはなく、かなりざっくりとした計画を立てています。

ハワイというのはアメリカでもトップクラスに賃料や物価が高いのに、どの職種も給料が安いという特徴があります。

何かビジネスをするにしても世界中からトップブランドが集まって一定数のお客さんの奪い合いをするのでライバルも強力と言えるかも知れません。

世界で最もビジネスが難しい場所の1つなので、ビジネス経験がない方にとっては厄介な環境です。

そこで今回は、どのようなビジネスが実際にハワイで成功しているのかをご紹介させていただきたいと思います。

難しい中でもなんとか成功するために、少しでも何か参考になれば幸いです。

ハワイで成功しやすいビジネス

まず最初に、ハワイでは普通はすぐに手配できるような材料がなかったり、業者がなかったり、人材が不足していたりと、何をするにもコストがかかります。

アメリカの本土に住んでいる方も「ハワイに住みたい!」と考えてしばしばハワイに仕事をしにやってきますが、思ったように仕事ができず、半年程度で帰ってしまう人が多いです。

ですので、ハワイに相当強い思いがない限りは旅行でたまに訪れるくらいがいい!というのが個人的な意見です。

日本でも実に9割もの企業が10年以内に消えていくのですから、外国人というハンデを背負い、言語や文化の違いで何もかもが思うようにいかないハワイでビジネスをするには相当の覚悟が必要ということです。

ではハワイで実際に成功している人はどのようなことをしているのか?

実際に見ていると、「ハワイのルールに従いハワイで好まれるビジネスをする」人が成功しています。

流れにさえ乗ってしまえば、世界中の観光客がたくさんお金を落としてくれる夢のような場所でもあると言えます。

ハワイアンの消費マインドを理解することが最も重要

1つ例を挙げてみましょう!

日本で人気のある100円ショップですが、ハワイでは流行っていません。

日本では、100円なのに思った以上の品質のものが揃っていて、新品でいいものを安くという民族性にはまっているように思います。

これがハワイだと、「安いもの=すぐに壊れるもの」という認識なので、粗悪品をわざわざ買おうと思わない民族性です。

それよりは、ロスドレスのような大きく割引された商品を専門に買い付けて販売するお店や、親会社の店舗で売れ残った商品を集めて割引販売するノードストロームラックなど、元はクオリティが高いものがセールになって販売されている状態を好みます。

日本人のように商品やブランドにこだわりを持って買うというより、セールになっている適度に壊れるものを買い、壊れたらまた買うという考え方なので、基本的には薄利多売でどんどん消費していく文化です。

ハワイアンの理解しにくい特性

安すぎるものを買わないという民族性の中で、日本人が最も理解しにくいのが個人の見解の部分。

ロスドレスなどでセール品を探している人が、ビクトリアズシークレットの高い下着には惜しみなくお金を使います。

でも、日本人のようにみんながiPhoneを持っているわけではありません。

これはハワイというよりもアメリカ人としての特徴ですが、周りの人が持っているからではなく、「良いものは良い、悪いものは悪い」と自分で判断する人が多いです。

なので、そういうマインドやニーズに合うビジネスが展開できれば、ハワイでは成功しやすいと言えます。

実際にはどんなビジネスが当たりやすいの??

ハワイでのビジネスはどんなことをしたら成功しやすいでしょうか。

新しい部分や素晴らしいアイディアがなくても、ハワイのビジネスに共通するメソッドはあります。

まず、人間は性欲、食欲、金欲に結びつく商品は消費に上限がありませんので、これらのビジネスを展開すれば、低所得者から富裕層まで幅広いマーケットを相手にすることができます。

その中でハワイは観光産業が主ですから、飲食店、観光業、不動産業は利益が出ているところが多い印象があります。

それとハワイの人は「社会を変える」「人のためになる」というビジネスには、協力してくれる人、支援してくれる人が日本よりも圧倒的に多いので、口コミでの影響力、巻き込んでいく力が他の場所に比べて有利になります。

後は細かい部分を言うと、ハワイの方々は場所柄、ゆっくりと働く人が大多数なので、人件費は日本の2倍、仕事は半分で採用もかなり骨が折れるので、なるべく人件費のかからないビジネスを考えるのが得策です。

頑張って色々なところに募集をかけても、基本的にハワイもヘッドハンティングの国なので、在住者で、安い時給で働いてくれる人は、まず仕事ができません。

これはもちろん日本でも言えることですが、ハワイのそれは日本のそれよりはだいぶはっきりと分かれている気がします。

現状では、土地から一番の恩恵を受ける不動産業が1番人気がありますが、みなさん考えることは一緒で、今からこの業界に参戦しても、競争が激しく、経験値がない人間が参入しても一瞬でやられてしまいます。

ターゲットを観光客にするのか、ハワイ在住の人にするのかという点も非常に重要です。

外す場所は外して、上記のことを踏まえてプランニングするだけでも、ある程度成功しやすいビジネスモデルが絞れます。

ハワイにないものはたくさんありますので、是非そのビジネスチャンスを生かしていいものを作り上げてくださいね。

ハワイで成功して就労ビザを取得する方法

ハワイに住みながらビジネスをすることを目標にされる方も多いと思います。

実際に住んでいると飽きてしまう部分もあるのですが、それでもやはりハワイという土地は魅力があると思います。

ただ、そんなハワイに住むためには、日本人の場合はビザが必要となります。

簡単ですが、少しビザについても解説します。

学生ビザ(Fビザ、Mビザなど)

ハワイに合法的に滞在できる最も簡単な方法は学生になることです。

英語を勉強することが目的だったり、すでに成功されていてビジネスをする必要がなかったり、リタイアされていたり、お金に余裕がある方には理想的な滞在方法ではないでしょうか。

働くことができないビザではありますが、ハワイに住むことが目的であれば選択肢の1つだと思います。

就労ビザ(Eビザ、Lビザ、Hビザなど)

私もどうしたら就労ビザが取れるのか悩んでいた時期がありました。

やはりハワイに住む以上、仕事もなければ生きていけないという人がほとんどだと思います。

私の場合は、日本とハワイに会社を設立して貿易を始め、年間の仕入れ金額を5000万円以上にすることでEビザの申請をすることができました。

構想を考えてから2年くらいかかりましたが、実現はできるのだと思います。

就労ビザの取得方法に関しては話が非常に細かくなるため、事業として別途サポートをさせていただいております。

ご興味がある方は以下のリンクよりご確認ください。

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永住権(EB-1〜EB-5)

永住権を取得してハワイに住んでいる人はとても多いです。

アメリカ人と結婚をした方、ロトリープログラムに当選した方、お金を払って(約1億円)取得した方など様々な状況があります。

永住権というのは、学校に通っていないといけない学生ビザや決まった職場に就職していないといけない就労ビザのような制限が一切ありません。

年間の半分以上をアメリカにいないと失効してしまうというデメリットはありますが、それ以外では待遇はアメリカ国籍の方と全く同じです。

学生ビザから就労ビザへ変えて、最終的に永住権となるという流れが理想だと思います。

ハワイでビジネスを成功させて就労ビザを取得しよう!

以上、ハワイで成功しやすいビジネスと、就労ビザの取得方法について簡単に説明させていただきました。

今までハワイに上陸した日本の有名店が過去に数え切れないほど撤退しています。

それらの失敗例を見ているとそのすべてが同じような流れで同じように失敗している気がします。

日本ではうまく行ったやり方もハワイでは全く通用しない場合があります。

ハワイの特性をしっかり学んで、ハワイでのビジネスを是非成功させてくださいね。

他にも「人生に役立つことを知りたい」という方は、以下で私が人生を通じて実際に体験したことをまとめていますのでよかったら参考にしてみてください。

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