売れ残った在庫を処分することもECサイト運営の1つの課題ではないでしょうか?

でも、実は在庫処分というは非常に簡単です。

販売するサイトを変えたり、セールをしたり、プレゼントとして次回の集客につなげたり、いくつも有効な方法があります。

ある程度のノウハウが分かれば、すぐに全ての在庫を1つ残らず販売することができるようになるはずです。

そこで本日のテーマは、

  • 在庫を売り切る方法を教えて欲しい
  • どのくらい値下げして、どこで販売したらいい?
  • できたらなるべく高く商品を販売したい

というお悩みを持つ方に向けた内容となっています。

本当にどうにもこうにも売れない在庫も有効活用する方法をご紹介しますので、在庫処分の参考にしてみてくださいね。

ECサイトの在庫を処分するノウハウ4選

在庫を処分する場合、高く売れる場所から順番に販売経路を変更していくようにしましょう!

仕入れた商品をいきなりオークションで格安で販売したりする人もいるのですが、これははっきり言ってもったいないです。

具体的に以下の4ステップで売れば、100%全ての商品がなくなります。

今回は300円で仕入れて、1000円で売りたい商品をサンプルとしてみます。

ECサイトで販売する

自分のECサイト(カラーミーショップやWordPressなど)というのは販売手数料が一切かからない最も利益率が高い場所です。

なのでまず最初はここで商品を1000円で販売してみましょう。

集客力の強いサイトであればここだけでも十分な可能性はあります。

ちなみにECサイトで売れやすい商品は、自分で作っているオリジナル商品や大手が扱っていないようなニッチ商品です。

ECサイトで売れない商品は次のステップに進みます。

ECモールで販売する

ほとんどのケースでECサイトだけでは完結しないので、売れなかった場合、もしくは同時進行でECモールにも出品します。

アマゾンと楽天市場(手数料が15%)、ヤフーショッピング(手数料が8%)は最も商品が売れやすい場所です。

まずは手数料を上乗せしてアマゾンや楽天市場であれば1150円、ヤフーショッピングであれば1080円などの値段設定してみましょう。

もしこの値段で売れない場合は、この価格から10〜15%くらい割引をしてECサイトと同価格程度で販売してみます。

おそらくは、これでかなりの商品が販売完了できるはずです。

ちなみにECモールは誰もが知っている人気商品やライバルの多い競合商品が売れやすい特徴があります。

ここまでで売れない場合はセールとして、さらに割引をしていきます。

フリマ&オークションで販売する

この辺りから、本日のテーマである在庫処分という感じが出てきます。

ECサイトやECモールで「訳あり商品」「在庫処分品」「福袋」などとして販売しても良いですが、フリマやオークションの方が反応が良いと思います。

「訳あり商品」「在庫処分品」「福袋」として扱う理由は以下のようなものが反応が良いです。

  • 賞味期限が近いため
  • 箱のつぶれなど、商品に問題がない範囲での不具合があるため
  • シーズン落ちモデルのため
  • 大量誤発注のため

フリマ&オークションサイトというのは、「ヤフオク」や「メルカリ」などのことです。

価格は30%OFFの700円程度で販売をしてみます。

700円で1週間販売してみて、ダメならば600円、それでもダメなら500円と10%ずつくらい価格を下げていきます。

ただ、あまり価格を下げ過ぎても良くないので、これは個人的な感覚ですが最大でも50%OFFくらいの販売がおすすめです。

ここでも販売できなかった場合はさらに以下のステップへと移行します。

視聴者&フォロワーへのプレゼントにする

赤字でもいいから損切りしたいという場合は、フリマやオークションで80%OFFなどにして売り切ってしまっても問題ありません。

ただ、先につながるような投資にすることも選択肢の1つとして有効だと思います。

YoutubeやツイッターなどのSNSでプレゼントをする代わりに、後々商品を買ってもらったり、サイトの認知度を上げる広告のようなイメージで利用する方法です。

例えば、以下のような感じを参考にしていただければと思います。

このように、お得な感じで喜んでもらえるイベントを定期的にすることで、ファンの形成になり、広告費をカットできるということにも繋がってきます。

SNSの中でも、インスタグラムやフェイスブックはこの手のプレゼントキャンペーンは禁止しているので、Youtubeかツイッターで行うようにしましょう。

上記の例であれば、応募条件を「フォロー&リツイート」とした結果、500人程度のフォロワー増加がありました。

フォロワ−500人の将来的拡散力を取るのか、損切りして少しでもお金を回収するのかの選択となると思います。

これらのステップに沿って在庫処分をしていくことで最終的には一切在庫を抱えることがなくなるはずです!

販売価格&上手なセール方法を解説

なるべく高く在庫処分をするときにおすすめなのがフリマ&オークションです。

理由は購入者同士が競合して、販売価格が釣り上がったり、すぐに買ってもらえたりするからです。

ECサイトやECモールで販売している場合は、買い物をしに来たらセール品もあってお得だったからついでに買っておこう!

という感じで、通常の商品+セールになっている商品という形で買う人が多いです。

一方でフリマ&オークションは掘り出し物を探しに来ている人が多いので、ピンポイントで売りたい商品を売ることができます。

フリマは基本的に購入者が1点ものという認識をしているので、販売開始と同時に何人か欲しい人がいた場合、すぐに購入してもらえることが多いです。

オークションは価格が決まっていないので落札者が熱くなって競い合って、思った以上に価格が高騰する場合があります。

そこで利用したいサイトが「メルカリ」と「ヤフオク」なのですが、この2つ似ているようで実際は全くの別物です。

それぞれの特徴を理解して、自分の商品に合う場所で販売できればより高く売ることができますよ!

メルカリの特徴

  • 個人の販売のみ
  • フリマ形式(値段の上昇なし)
  • どんなものでもジャンル問わずに売れる
  • 出品がスマホで簡単にできる
  • 落札者とのお金のやり取りが楽
  • 出品したらすぐに売れる(早い)
  • 初心者、断捨離向き
  • 顧客層が若い(10〜20代が中心)
  • ターゲットが女性

メルカリの武器はネットが苦手でもできる「出品のしやすさ」や「システムの使いやすさ」です。

商品はかなり安くないと売れませんが、回転は早い特徴があります。

勢いもあるので、素早く在庫処分をしたい場合はメルカリで販売してみると良いと思います。

ただし、法人での販売は禁止されているので、あくまでも個人の処分品を出品するということになります。

ヤフオクの特徴

  • ビジネスでも販売できる
  • オークション形式(値段上昇あり)
  • 値下げ交渉ありにすると数倍売れる
  • 連動できる便利ツールがたくさんある
  • 1円スタートで必ず商品が売れる
  • 出品終了時間ギリギリに売れる(遅い)
  • 経験者、転売向き
  • 30〜40代が中心
  • ターゲットが男性

ヤフオクの武器は必ず売り切れるという「結果重視のシステム」と長年の実績に伴う「ビジネス向きの機能」です。

「値下げ交渉あり」にしたり、「1円スタート」で落札者の競争心を煽ったりと、普通のフリマ形式の販売方法以外の選択肢があります。

在庫一括ツールなどの拡張もできるので、機能としてはメルカリよりも優秀な販売ツールです。

昔から「ヤフオク=掘り出し物が安く買える」というイメージがあるので、販売価格が他の場所よりも少しでも安ければサクッと売れると思います。

効果的な在庫処分で無駄を無くそう!

以上、ECサイトでの在庫処分ノウハウはいかがでしたか?

これは実際に私がずっと利用している方法ですが、これらの流れで販売しても売れ残った商品というのは本当に少ししかありません。

物販ビジネスはキャッシュフローと損切りが非常に重要なので、販売の流れを見ながら随時在庫処分をしていくようにしてくださいね。

「売れるECサイトを作りたい」という方は、以下でECサイトに関するノウハウをまとめていますのでよかったらご覧ください。

[sitecard subtitle=関連記事 url=https://funsense.co.jp/ec/]