ECサイトの販売戦略【正しい商品調査で在庫リスクを回避】

ECサイトは販売戦略を少し工夫すればリスクなく運営することができます。

ちょっとしたコツを知ることで「在庫を大量に抱えて大変!」「損切りばかりで大赤字」なんてことは無くなります。

私は事前に商品がどのくらい売れるのかを調べてから仕入れをするので、ほとんど在庫を抱えた記憶がありません。

そこで本日のテーマは、

  • ECサイトの損しない販売戦略を知りたい
  • 在庫を抱えたくない、在庫処分をしたくない

と考えている方にできるアドバイスをさせていただきます。

本記事で紹介する方法に沿って実践していただくことで、コスト削減に繋がれば幸いです!

ECサイトの販売戦略【4つのステップで解説】

ECサイトの販売戦略は最終的に大きく売れる商品を発掘するために行います。

具体的には、

  1. 商品を見つけて「平均販売価格」を調べる
  2. 商品の仕入れ価格を調べる
  3. 利益が出そうだったら「最低販売価格」で販売してみる
  4. 継続して売れる商品だったら在庫を保有する

という流れとなっています。

具体的に詳細を解説していきます。

商品を見つけて「平均販売価格」を調べる

まず最初のステップは、「売りたいと思う商品」の平均販売価格を知ることです。

これは1つ素晴らしい「オークファン」というツールがあります。

実際にいつ、いくらで商品が買われたかを調べることができるんですね。

参考例として、具体的にオークファンで以下のように検索してみます。

こちらは実際に買い付けの依頼があったジャケットです。

現在出品されている商品の価格や落札された価格が表示されるので、実際にその商品にどのくらい人気があるか、平均価格はいくらなのかを調べることができます。

この商品の平均販売価格は48,400円と表示されました。

これはヤフーオークションだったり、アマゾンだったり様々なECモールでの販売価格の平均なので、大体このくらいで売れるという目安になります。

商品の仕入れ価格を調べる

平均販売価格がわかったので、それを具体的にいくらで仕入れることができるかを調べてみます。

今回は、パタゴニアのサイトをチェックしてみました。

アメリカでは$244(約25000円)、日本では49680円ですね。

販売価格と比較して、仕入れ金額が30〜50%のものは問題なく儲かるので、このジャケットをアメリカで仕入れたならば、定価で買ったとしても十分に儲かることが分かります。

日本での平均販売価格が48400円なので、日本で仕入れた場合には赤字となることが確認できます。

これがいわゆる転売業者の方々がやっている方法です!

ちなみに、仕入れ元はこのようなメーカーのサイトだけではなく、ホールセールやアウトレットセールなんかもありますから商品探しは無限大なので、リサーチ力があればすぐにこのような価格差のある商品を見つけることができると思います。

利益が出そうだったら「最低販売価格」で出品してみる

ここでは2つの方法に分かれます。

1つは商品を買ってしまって在庫を持った上で販売をするという方法

もう1つは商品をとりあえず出品してみるという、いわゆる「無在庫販売」という方法

それぞれにメリットとデメリットがあります。

販売方法 メリット デメリット
在庫販売
  • すぐに発送ができる
  • お客さんに安心感を与えられる
  • 在庫を抱えるリスクがある
無在庫販売
  • 売れなかった時のリスクが全くない
  • 様々な商品を試しで販売できる
  • 売れた時に商品が買えない場合がある
  • キャンセルすると悪いレビューを書かれる

初心者はリスクを負わない方が良いので、無在庫販売で始めて、慣れてきた時に在庫を持ち始めるという流れがおすすめです。

売れる商品であれば、どこのサイトでも「最低出品価格」で販売すればまず間違いなく売れるので、慣れてきたら在庫を持って販売してみてくださいね。

継続して売れる商品だったら在庫を保有する

売れる商品を発掘できれば、在庫を持つ方がメリットが大きくなります。

在庫販売と無在庫販売では、売り上げに3倍以上の差があるからです!

ECサイト販売は、「売れない商品を伸ばす」よりも「売れる商品をもっと売る」に力を入れる方が儲かります。

人気の商品を在庫を切らすことなく、素早い発送を心がけ、できれば多く売ることで販売価格を安くしていきましょう!

実績ができると共に、ますます安定して商品が売れるようになるはずです。

商品在庫保有の理想は1ヶ月程度で全ての在庫が捌けるくらいだとキャッシュフローは最高と言えます。

価格調査の最強ツール、オークファン

先ほど軽くご説明した「オークファン」についてさらに掘り下げて解説をしていきます。

オークファンは唯一無二の価格調査ツールと言えるものなので、まだ利用したことがない方は是非トライしてみてください。

これがあるとないとでは商品リサーチのスピードが圧倒的に変わります

ちオークファンは以下の3つのプランがあります。

無料会員

オークファンは無料でかなりの機能が使えるので、初めての方はこちらからスタートしましょう!

無料でもこんな情報が分かるんだとびっくりするはずです。

ちなみに無料プランでできることは、「過去6ヶ月までの落札相場の検索」「楽天など国内のショッピングサイト検索」「欲しい商品がメールで通知される検索アラート機能」などとなっています。

直近の相場情報を調べる時や、レア商品を探している時など、まずはツールに触れてみましょう!

>>無料会員プラン

プレミアム会員(月額980円)

ECサイトがサイトが軌道に乗り始めるタイミングで本当に必要になるプランです。笑

複数店舗を出店しているくらいの規模になると、おそらく無料プランでは物足りなくなってくるかなと思います。

プレミアムプランにアップグレードすると作業の効率がかなり良くなるので、最初からこのプランにする人もいます。

機能は無料会員のものに加えて、「Amazonやフリルで分析」が可能になります。

副業として物販ビジネスをする時や、短時間で効率よく価格調査をしたい時などビジネス用途によく合うプランです。

>>プレミアム会員プラン

プロPlus会員(月額10,800円)

月額料金が跳ね上がるのですが、実はこれでも安いくらいの機能を搭載しています。

プレミアムプランの機能に加えて、国内外の各マーケットプレイスの一括リサーチ機能や、Yahoo!ショッピングの商品売買を全て解析する機能など、物販リサーチの全てが詰まっています。

これがどんなことなのかというと、

  • 商品がいくらでどの店舗が何個販売しているかを調べることができる
  • 商品をどのくらい仕入れたら在庫リスクを減らせるかが分かる
  • 〇〇という出品者の利益率のいい商品、売上が高い商品を知ることができる

という感じで、ECコンサルティングを依頼するよりもこちらの方が優秀な気がします。

どの出品者が、どんな商品を、毎日何個売ってる、過去10年にこんな商品を売ってきたなど、全ての情報が丸裸です。

私も利用していましたが、ビジネスとして仕入れ情報などを調べるにははっきり言って「チートツール」です。

値段は確かに高いですが、その価値は十分にあると思います!

>>プロPlus会員プラン

ECサイトの販売戦略で損しない運営をしよう!

以上、ECサイトの販売戦略について解説させていただきました。

少しのコツを掴めば、どんな商品がどのくらい売れるのかが分かるようになり、在庫リスクを大きく減らすことができます。

ECサイト運営で最も怖いのは、商品が売れずに在庫が溢れかえることです!

しっかり戦略を立てて、キャッシュフローが良いECサイト運営をしてくださいね。

「売れるECサイトを作りたい」という方は、以下でECサイトに関するノウハウをまとめていますのでよかったらご覧ください。

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