今までに、カラーミーショップやメイクショップなど様々なASPカートを利用してECサイトを作成してきました。

そして、最終的にはWordPressで作ったECサイトに行きつきました。

数あるECサイトを制作するツールの中からWordPressを選んだ理由は、「高機能&集客力があるのに固定費がかからない」からです。

ASPカートを利用する時に必要な月額費用や販売手数料などが一切かからずに、それらのASPカート以上に自由度の高いECサイトを作成することができます。

そこで本日のテーマは、

  • WordPressでECサイトを作るにはどうしたらいいの?
  • 1番効率よく収益を上げられるECサイトの仕組みづくり

と言った疑問にお答えできる内容となっています。

この記事を読むことで、WordPressでECサイトを作ることの利点が理解できるかと思います。

ある程度の勉強やWeb知識が必要になってきますが、ECサイト構築の1つのゴールとなる仕組みなので、参考にしていただければ幸いです。

WordPressのECサイトは素人でも作れる

これから、新しくECサイトを作ったり、リニューアルするならば、「WordPress」を使ってECサイトを構築することがおすすめです。

私は約7年間、有名なASPカート(月額制の様々な機能がついたショッピングカート)を運営してきました。

カラーミーショップは4年くらい、メイクショップは2年くらい、その他にも短期間でフューチャーショップやBASE、STORE.JPなどを利用しました。

この時はECサイトから、Amazonや楽天、ヤフーショッピングなどのECモールへと流れてしまうことが多く、なかなか収益が伸びませんでした。

その理由は単純にサイトの集客力がなかったからです。

ECサイトをASPカートからWordPress(オープンソース)へ移行したことで、徐々に収益を拡大することができるようになりました。

独自のSEO対策(ブログライティング)やSNSでの集客と連動することによってECサイトにお客様を呼び込める仕組みになっていったのです。

最近はブログやホームページがWordPressで作られることが多くなってきているので、今後ECサイトに関してもWordPressに移行していくとそれぞれが連動して管理もしやすくなると思います。

WordPressは一度慣れてしまえば、ブログを書くのと同じようにサイトを簡単に作れることが特徴です。

プログラミングやコーディングは必要なし!

プロの作ったテーマを利用して、変更したい点を修正するだけなので、素人でも簡単に管理することができます。

様々なツールを利用してECサイトを作ることはできますが、どうせなら「コスパが良くて、かっこよくて、高機能」にして売れるサイトを作りましょう!

ECサイトを作ってもアクセスはゼロ

まず1つ覚えておきたいことは、基本的にはどんなサービスでECサイトを作ったとしても集客はゼロということです。

BASEやSTORES.JPなどの初期費用・月額費用が無料で利用できるもの、メイクショップやフューチャーショップなどの多機能で有料のものなど様々なサービスがありますが、どれもマーケティングの仕組みがないので集客力はありません。

何度も言いますが、月額費用が高いから、導入実績が多いからとかは全然関係ないんですね。

仮に同じような商品がAmazonや楽天、Yahoo!ショッピングで売っていた場合はまずECサイトでは売れないと思った方が良いです。

なので、自分で作ったECサイトには自分で集客の対策をしない限り、ECモールのように勝手に売り上げが立つことはありません。

どれを選んでもアクセスがゼロならば、コストは安い方がいいですよね?

WordPressはブログで集客ができ、コスパも良い

自分で集客をするには、SNS、ブログライティング(SEO対策)、Web広告がおすすめです。

最近は広告の効果が出にくくなっているので、基本的にはSNSとブログで集客する方法を推奨しています。

そうするとSEO対策に強いブログツールは何かとなるのですが、これも「WordPress」が1番なんです。

WordPressであれば、ブログを100記事書いたとしたらかなりのPV数が期待できるので、そこからの導線を作ることが可能です。

さらに機能拡張もプラグインがたくさんあるので、ASPカートのように月額費用をかけずとも大抵のやりたいことは実現できます。

何でもカスタマイズできるので作業が大変というデメリットはありますが、固定費をかけずに理想のECサイトが作れるのであれば頑張って作り込む価値はありそうですよね!

ブログの集客はずっと継続する資産

日々積み重ねていったブログの集客力は基本的にはずっと継続するものです。

もちろん長期間放置していると、検索上位に表示されていたものが徐々には下がっていきます。

ただ、たまにメンテナンスとしてリライトをしてあげることで安定して上位表示を維持することができ、結果安定した集客につながります。

どんなに集客があってもECモールで買ってくれたお客さんはいつまで経ってもECモールのお客さんです。

ECサイトならコンテンツが増えるほどにどんどん強いサイトになって、新規もリピーターも囲い込める資産になります。

ECモールで大量に売るよりも、ECサイトをしっかり作り込んでコツコツ売り上げを伸ばす方が価値があるように感じませんか?笑

WordPressのデメリット

もちろん、WordPressにも弱点はあります。

オープンソースということは、全てが自由にカスタマイズできるということなので、自分の思う理想の形にECサイトを仕上げるためにはある程度のWeb知識が必要になります。

常にアップデートされるセキュリティー対策や機能などにしっかり追いつき、情報漏洩などがないように日々気を付けなくてはいけません。

逆に言うと、お金を払うことでこの部分に対応してくれるのがASPカートなので、「お金をかけずに自分の責任で自由に運営する」か「制限はあるものの不安要素にお金を払って安心に運営する」かを選ぶと言うことですね。

Amazonや楽天市場よりもECサイトで販売するべき理由

よくありがちな例として、ECサイトを作ったけど全然売れないからAmazonや楽天に出店したら売れたというものです。

これ、私もやってしまいました。

カラーミーショップを始めた時は2店舗作っていたのですが、どちらも初月から月100〜200万円くらいの売り上げがありました。

それがAmazonに同じ商品を出品したところ、Amazonでしか売れなくなってしまいました

結果として売れているからいいのでは?と思うかもしれませんが、これはあまり良くありません。

その理由が以下です。

Amazonや楽天の手数料は15〜18%

これはAmazonの収益ですが、見ていただくと510万円程度の売り上げに対して手数料が87万円くらい取られています。

でもこれだけお金を取られても、Amazonが月に1000万円売ってくれるなら退店する理由はありませんよね。。。

そうするとずっとAmazonに高い手数料を払い続けて行く状況になります。

14日で87万円ですから、1年だと手数料だけで2268万円です。笑

1億2000万円の売り上げに対して手数料が2000万円ですから、Amazonが世界一の会社になる訳です。

ちなみに楽天も手数料はほぼAmazonと同じと考えてもらえれば良いです。

ヤフーショッピングの手数料は7〜8%

ヤフーショッピングの場合、280万円くらいの売り上げに対して手数料は23万円くらいです。

後発ということもあり同じ売り方だとAmazonや楽天ほどは売れません。

その対価としてかなり良心的な手数料で勝負しています。

1億2000万円を売り上げた場合の手数料を換算すると約1000万円となるので、Amazonのざっと半額といったところでしょうか。

WordPressで作ったECサイトであれば手数料はクレジットカードの手数料3%で済みます。

1億2000万円売り上げたとしても、手数料は300万円だけです。

Amazonが2268万円、ヤフーが1000万円、ECサイトが300万円。

これがAmazonや楽天よりもECサイトの構築に力を入れるべき理由です。

大事なのはたくさん売ることよりも、しっかり利益を上げられる仕組みを作ることですよ!

ECサイトとECモールの特徴比較

利益を得るためにはECサイトだけを運営していくのが正解かと言われるとそうではありません。

特に運営初期はどうしてもECサイトだけでは収益が見込めないからです。

ECサイトをメインで運用しつつも、Amazonや楽天、ヤフーショッピングなどのECモールを同時に出店することがおすすめです。

ちなみにECサイトとECモールには以下のような違いがあります。

ECサイトとECモールの特徴比較表

ECサイト ECモール
集客力が低い 集客力が高い
売れるまで時間がかかる すぐに売れ始める
手数料が安い 手数料が高い
お店から買った モールから買った
SNSや外部リンクができる サイト外への誘導に制約がある
リピートしてもらいやすい すぐに他店に浮気される
競合が発生しにくい 競合ばかり
難易度が高い 難易度が低い
利益率が高い 利益率が低い

Amazonや楽天は単発のお客さんが多く、ECサイトはリピーターのお客さんが多くなります。

いくつも出店することで、当然ECサイトからECモールへと流れてしまうお客さんもいるのですが、私の経験上だと購買率や単価が高い優良顧客がECサイトに残ってくれます

ASPカートとオープンソース(WordPress)の特徴比較表

ASPカート オープンソース(WordPress)
初心者向き Webに関する知識がある程度必要
セキュリティ対策が含まれている セキュリティ対策は自分でする必要がある
機能を追加するにはコストがかかる ほとんどの機能は無料で追加できる
検索のアクセスが増えにくい SEO対策に強い
販売に特化している 集客に特化している

ちょっとおまけでご紹介!

ASPカートというのは、初心者でも簡単に利用できる反面、集客がなかなかできない販売特化型のプラットフォーム。

一方でオープンソースは、Webの知識がある程度必要ではあるけど、SEOが強く、コストもかからない集客特化型のプラットフォーム。

それぞれに良さがあります。

個人的には、ASPカートから始めて慣れてきたり、収益が上がってきたらオープンソースに移行すると言うのがおすすめです。

ECサイト1つで成功した企業もたくさんある

最近はAmazonや楽天を卒業して、ECサイトのみで売り上げを落とさずに成功されているケースも増えてきました。

自社でマーケティングをすることさえできれば、集客を他社に依存して高い手数料を払い続ける必要がなくなります。

なので、やはり大切なことはECサイトを大切に育てていくことですね。

ライバルがいないのであれば、ECサイトこそ値段設定を安くして活気を出すといいと思います!

WordPressで最強のECサイトを作ろう!

以上、いかがでしたでしょうか?

楽してECモールで売ることよりも頑張って独自ECサイトで売り上げを作っていくことが重要な理由が理解していただけたかと思います。

本記事の内容は知っておくことで将来的な支出金額が変わってくると思います!

地道な努力が必要になりますが、是非活気のあるECサイト作りの参考にしていただければ幸いです。

「売れるECサイトを作りたい」という方は、以下でECサイトに関するノウハウをまとめていますのでよかったらご覧ください。

[sitecard subtitle=関連記事 url=https://funsense.co.jp/ec/]